親家片現場から
持ち帰った
ビオラ・ダ・ガンバですが
ちょっと不具合がありました。
ネットで比較的安く手に入れた
新品だったんですが
買うときに画像をみて
ある程度は覚悟してたんですけどね(笑)
おそらく
普通のバイオリンメーカーが
バイオリンやチェロを作る要領で
作ったんだろうなぁ…
なんちゃってガンバ
…それを承知で買いました。
まず
ガンバにはある
フレットがありません。
ガンバのフレットは
ギターなんかと違って
指板に金属を埋め込んで
あるのではなく
ガットを結んであるだけなんです。
これは購入時に画像でチェック済み。
自分で釣糸とかで
フレットを結んでもいいかなとは
思ったんですけど…
Gaucheはチェロ弾きだから
邪道だけどフレットレスガンバで
行こう…ということで
これは🆗‼️👌
指板は普通のガンバより
長めです
ガンバや昔のチェロは
今ほど高音域を
演奏しなかったのですが
親指を指板の上にのせて
高音を弾くテクニックが
確立されてから
チェロの指板は
長くなったんですね。
ストラディバリウスとかの
古いチェロも
本来は指板が短めなので
現代の演奏に使うようにと
指板を長いのに
交換してるんだそうです。
話はそれましたが
これもまあ不具合はないだろう
…ということで🆗‼️👌
…で
この指板辺りから実は
嫌な予感がしてたんです…
さっきも書きましたが
チェロの要領で作っているのが
ほぼ確実でして…
ついてきた弓が
チェロの弓(笑)
チェロは弓を
上側から持ちます
弾くときは
手の甲が上になります
ガンバは「ちょうだい」の手の形で
弓を持ちます
弾くときは
手のひらが上になります
弓もまあ邪道だけど
しょうがないか~
持ち方だけガンバ式で
やろうっと🆗‼️👌
…そしてついに
大問題が発覚!
チェロの要領で
作ってあるもんだから
指板の断面の曲がり具合が
チェロのまんまにかなり近い❗
駒の曲がり具合も
チェロのまんまにかなり近い❗
チェロは4弦ですが
Gaucheのガンバは6弦です。
4弦のチェロなら
問題ない曲がり具合でも
6弦のガンバでは…
その曲がり具合だと
一番端っこの
最高弦と最低弦を弾くときに
弓の毛がボディに干渉して
弾けにゃあじゃにゃあきゃぁ~❗
…ということで
指板は素人には無理ですが
駒の曲率を自分で削って
修正するか
懇意にしている
楽器職人さんとこに持ち込んで
相談してみるか…
ガンバへの道は
まだ遠かったですね( ´゚д゚`)アチャー
でも
ガットの弦を張って
いくつかの曲を
両端の弦を使わずに
ゆっくり弾いてみたら…
チェロとは違う
柔らかで優しい
雅な音色で
本来のガンバとは
全然違うんだろうけど
これはこれで
いいもんだな…
そう思いました。
わりと満足です( ・∇・)オモシロイヨ
さあ 困ったことになったぞ
きちんとしたガンバ
断然 欲しくなっちゃったぞ❗