しまった!
予報通りの天気
朝のお散歩は
晴れ間を見て短めに
午後は
1時くらいに
突然お日様が出て
路面こそ
濡れてはいましたが
普通にお散歩出来ました
帰って少ししたら
雨が降り始め
良いタイミングで
お散歩できて
ありがたいです
このところ「実験」を
いろいろしています
顕在意識で
実現したいことの
期限と方向を決め
そこから先は
大いなるものの
出番であり役目です
あとは実現するので
ありがたく教授しよう
そう言う実験です
4日ほど前です
ある本に書いてある
様々なそうした実験で
結果を出しているので
その本によく出てくる
イエスキリストは水をワインに変えた
これを実験して見ようかなと
ふと思いまして
ミナアヤの朝のお散歩の前に
水道の水を湯飲み茶碗に注いで
これはワイン
…いやまてよ
俺はお酒が呑めないし
これから運転だって
するわけだし…
そうだ
これはコーヒーだ
最近良くある
一見ただの水だけど
飲んでみたら
ヨーグルト味だったり
ミルクティーだったりする
あれだよ あれ
そう思って
口に含むと…
…水でしたね
ただなんとなく
そこはかとなく
うっすらと
グレープフルーツのような味が…?
とにかく
コーヒーには
ならなかったので
俺もまだまだだな
間違って
引き寄せてしまったか
くらいに思って
ミナアヤに
ハーネスとリードをつけて
玄関のドアを開けると
突然 雨が ザーザー
ハーネスとかつける直前
外を見たけど
晴れてたじゃん
このタイミングでかい?
などと思いながら
ミナアヤに
レインコートを着せて
Gaucheも雨合羽を着て
少しだけのつもりで
出掛けました
ただ
自分でも意外だったのが
雨でも気分が悪くなかったんですね
いつもなら
よりによって
このタイミングで
雨とは何事か!
…と
毒づいているのに
ともあれ
小雨降るなか
お散歩に
数分歩いて
家々が立ち並ぶエリアを過ぎ
遊歩道を横切って
まだ開店前の
ドラッグストアの前を
通りすぎたとき
少しだけ
雨足が強くなったかと
思ったら…
かなりはっきりとした
コーヒーの香りが!
あれ?
誰かコーヒー飲んでる人いる?
きょろきょろと
あたりを見回しましたが
人っ子ひとりおらず
車さえ近くにはなく
地面に
コーヒーの
紙カップとか缶とかが
落ちてもおりません
どこかの家で
コーヒーを淹れているに
ちがいない
そう思っているうちに
雨はぱったりとやんで
コーヒーの香りも
ゆっくりと消えて行きました
家はあるけど
けっこう遠いぞ
あんなとこから
こんなとこまで
香るものなんだね
コーヒーって…
…と
ぼんやり考えて
いるうちに
突然ひらめきました
あっ!
そういえばさっき
水をコーヒーに
変えようとしてたっけ
もしかして
今の雨がそれか?
不自然なほど
絶妙なタイミングで
雨が降って
コーヒーの香りに
気がついたとたんにやんで
これってやっぱり…
不思議な感覚と
すごい実験が
成功したもんだなという
高揚感に包まれながら
すっかり晴れた空のもと
いつも通りのお散歩を
ミナアヤと楽しみました
家に帰って
今のことを
もう一度自分なりに
「常識的に」考えて
やっぱりあれは
どこかの家から
漂ってきた
コーヒーの香り
だったかもしれないが
100歩ゆずって
それでも
雨が 水が
コーヒーになったと
見なしても
良さそうだよね
にやにやしながら
そんなことを思いつつ
やっぱり
大いなるものの力は
すごいなぁ
これからも
いろいろ力を貸して
もらうと思うけど
よろしくね
などと
勝手なことを言いつつ
ひとつだけ
大失敗してたことに
気がつきました
しまった!
これって実験の成果か…と
気づいたときに
空に向かって
大口あけて
雨の味を確かめておくんだった!