呪縛から解き放たれて
雨 曇り
もう飽きたんですけど
朝は晴れてましたが
道は濡れてて
お散歩したあと
ミナアヤの足やお腹が
ぐしょ濡れです
ごはん食べて
家の片付けしてたり
チェロを弾いたりしてたら
お昼頃に
お日様が顔をだし
ミナアヤが
外に行きたそうに
してたので
少しお散歩に
出て来ました
お日様がぽかぽかで
ミナアヤも嬉しそうに
はしゃいで
幸せ気分です
帰宅後は
またすぐ曇ってきて
夕方4時過ぎに
雨雲レーダーで
降らないことを
確認してから
本来のお散歩に
ところが
どうみても雲が怪しい
降る予感が満々
少し短めにコースを変えて
家まであと数百㍍地点で
ほら来た
やっぱり降りだしました
道行く人達が
傘をさす決心を
し始める程度の雨
家につくと
そこそこ濡れちゃってました
ほんとにもう
今年の空模様は…
恥ずかしくないのか!
ミナアヤの
体を拭いて
ドライヤーして
みんなで
ヨーグルトいただいて
晩ごはんまで
おねんねです
今日1日生きてみて
思ったんですが
悪天候は別として
今日のような生き方を
望んでもいたし
これからもできたらなと
たとえば
ミナアヤのお散歩だって
朝と午後に1回ずつ
だけではなくて
お天気や暑さ寒さなどの
条件が悪くなければ
何度か出掛けてもいいですし
時には
ドライブに連れてったり
いっぱい遊んであげたり
そして
チェロを弾いては
日がな1日
思うように生きる
失職してますので
幸いなことに
時間はあるのですから
この状況を
生かさない手はありません
Gaucheは幼い頃から
両親に遊んでもらったり
どこかへ連れてってもらったり
そう言うことが
ほとんどありませんでした
だからかどうか
わかりませんが
休日の過ごし方が
ものすごくヘタクソです
何をしたらいいのか
思い付かない
あと
遊び方もヘタクソ
ミナアヤとだって
どうやって遊んでいいのか
思い付かない
自分が遊びに行くとか
友達をつくって
一緒に遊んだり
どこかにいったりとか
たまには外食でもして
美味しいものを食べに行こうとか
そういう発想が
あまりないんです
雪のない季節は
月に1回
アナザースカイの山形へ
ドライブして
ごはんはいただきますよ
楽しいけど
コースから
食べるものから
お土産に買って帰るものまで
ほとんどが
パターン化しています
親家片のあと
自分へのご褒美と
チェーン店で
牛丼カレーを
いただくことは
ありますが
あれが食べたいから
あの店が評判だから
外出して食べに行こう
そういう発想が
ないんです
小さな頃から
学校から帰ったら
少しは近所の友達と
遊んだりはしましたが
5時前には必ず帰宅して
宿題をすませ
勉強をすませ
ごはんとお風呂が終わったら
少しテレビを見させてもらって
9時にはもう
寝るという生活でした
それ以外は
許されていなかったので
今になって思えば
信じられませんが
中学校1年の
2学期くらいまでは
夜10時と言えば
Gaucheには深夜だったんです
毎週日曜日に
雑音混じりのラジオで聞いた
音楽番組が夜10時にあって
たまたま耳にして
お気に入りになった
その番組を聞くうちに
さらにその先の
また別の11時台の音楽番組や
12時台のラジオドラマなどを
聞くようになって
ようやく
週に1回
日曜日だけ
夜更かしをするように
なりました
親に気づかれて
怒られないように
部屋の灯りを消して
布団に潜って
イヤホンで
このささやかな自由が
なんとも心地好かったな
親が亡くなって
ミナアヤと3人水入らずの
思い描いていた
理想の生活が
せっかく手に入ったのですから
こんな呪縛から
解き放たれて
もう少し思うがままに
生きてみても
いいですよね?